日光丸の想い

私たちは、現在グループ船を含め「日光丸」という6隻のカツオ漁船を運行しています。創業から現在にいたるまで「一本釣り」の漁法でカツオを追い続け、カツオ漁の主流が「まき網漁」へとシフトした今でも頑なに「一本釣り」のスタイルを守り続けています。
カツオ漁には大きく分けて「まき網漁」と「一本釣り漁」という2種類の漁法があります。「まき網漁」は大きな網を使って、群れごと大量に捕獲する、いわば漁獲量重視の漁法。一度にたくさんの漁獲を得られますが、網に入った魚同士が暴れてこすれ合い、下になったものは重みで魚体が損傷してしまいます。また大量であるため、凍結に時間がかかってしまいます。

その点、「一本釣り漁」は、文字通りカツオを一本ずつ釣りあげる日本古来の漁法で、漁獲量よりも、品質を重視した漁法といえます。専用の釣り竿を使い、船員が一本ずつ釣っていくという極めてシンプルなスタイルであり、魚体が大きく損傷を受けることがありません。また釣り上げてすぐに、生きたままを瞬間凍結させることが可能で、獲れたての鮮度をそのままに保つことができます。
日光丸は創業から50年に及ぶ一本釣りの技術とノウハウの蓄積に加え、最新鋭の冷凍設備を整え漁にあたることで、極めて品質が高く美味しいカツオを皆さまに提供することができます。また、最近特に取上げられている食のトレーサビリティについても、漁場を把握して操業していますので安心です。高品質で、美味しく安全なカツオが日光水産のカツオです。
日本海を含む中西部太平洋でのカツオの漁獲漁は年々増え続け、近年は過剰漁獲によるカツオ資源の枯渇が懸念されています。このままではいつかカツオは海から姿を消してしまうでしょう。私たち日光水産は、自然の恵みに感謝し一本釣りでの漁を貫くことで、自然のバランスの中で漁を続けていきたいと思います。決して乱獲することなく、永い将来にわたって大海原の恵みを美味しく、多くの方へ提供していきます。